歯が痛む、むし歯がある
歯に痛みがあり麻酔を使った治療が必要な場合は表面麻酔を用いた後、33Gという一番細い針を使って麻酔を
行います。
削る必要があるむし歯かどうか判別しにくい場合には、レーザー光を使ったダイアグノデントを用いて
診断しております。
歯に痛みがあり麻酔を使った治療が必要な場合は表面麻酔を用いた後、33Gという一番細い針を使って麻酔を
行います。
削る必要があるむし歯かどうか判別しにくい場合には、レーザー光を使ったダイアグノデントを用いて
診断しております。
「クリーニングだけで歯医者にきてもいいの?」とよく患者様から聞かれます。
答えはもちろん「大丈夫」です。
というより当院では定期的にクリーニングを行っていくことが歯科治療の中で 一番大切なことと考えております。
また定期的にクリーニングをされている方のほうが、生涯にかかる医療費も安くすむという試算もでています。
全身的にも口腔内をきれいに保つことが大切といわれています。
私は、神経疾患のために長期に入院されている患者さんの
治療にたずさわっている神経内科医ですが、
以前に勤務していました老人病院での経験もふまえて、
長期に入院される患者さん達の健康管理において非常に大事なことだ、
と痛感してることは、口の中を綺麗に保つこと(お口の衛生)の大切さです。
神経のご病気による長期入院の患者さんにおいても、
ご高齢になられて全身が弱ってきて何らかのご病気になられての
長期入院の患者さんにおいても、患者さん達の命を奪う病気の多くは
誤嚥(食道から胃に入るべき食物が気管に誤って飲み込まれる事)が
原因の気管支炎や肺炎で、
これらを起こす原因は、誤嚥によって飲み込んだお口の唾液と一緒に
飲み込まれた微生物である場合が非常に多いからです。
もちろん、時には、どなたかから原因となる細菌やウイルスが
うつって病気になられる場合もあるにはありますが、
殆どは、ご自分のお口の中に増殖している微生物が原因となる場合が多いのです。
お口の中は食べ物の残りカスがどうしても溜まりやすく、微生物の繁殖には好都合な場所なのです。
特に、義歯などをされている患者さんは義歯の手入れも大変重要になってきます。
そして、これら繁殖している微生物が、食事中の誤嚥やリラックスしている時に何気なく飲み込んだ
唾液の誤嚥によって気管や気管支に入り込むことで、
結局、お口の微生物が気管支炎や肺炎の原因になってしまうのです。
微生物の中でも細菌の多くの種類は、口の中ではだいたい30分ほどで倍に増えますので、
1時間で4倍に増えることになります(2倍×2倍)。
仮に、歯磨きもうがいも食事も、唾液を飲み込む事さえもしないで
(つまりお口の微生物が減るような事を一切しないで)半日(12時間)口を半開きにしていますと
単純計算で1048576倍(約100万倍)!にもなります。
もちろん、いろいろな事が絡んで、このようには単純増加はしませんが、
それでも、びっくりするぐらい菌数が多くなることは確かです。
ですから、お口は、実はそれほど綺麗な場所ではないのです。
それで、私が勤務している病院では看護師さん達が入院患者さん達のお口のケア(洗浄)をされています。
お口を綺麗に保つ事は、子供にも大人にも健康を維持するためには
とっても大切なことだと認識されているからです。
皆さんも「お口の清潔」に積極的に取り組んで頂きたいと思います。
略歴
脳神経内科・内科 おおまえ医院(奈良市新大宮)
親知らずが横向きに生えたり、又は手前の歯を押すような形で生えていると、
その歯との間に知らないうちに食物が入りこみ、それが酸化することによって手前の歯の虫歯の原因にもなります。
また、親知らずが横向きに生えている場合、
手前の歯を押すことによって前歯部にその力が集中し、歯並びを悪くしたり、咬み合わせ不良の原因ともなります。
歯列が乱れている場合には早急に親知らずを抜く必要があります 。
内科医師
大前利市先生